色彩豊かな花々や樹木の緑。 昆虫の羽根の美しさや、故郷の風景に憧れる心がなかったら、人間は自然や命について、こんなにもたくさんのことを学ぶことはなかったでしょう。 大空を飛ぶ鳥や広大な宇宙に憧れた、たくさんの人達がいなかったら、飛行機やロケットは発明されなかったでしょう。 　 「憧れる」ということは、とてもすばらしいことだと思います。 たとえば、魅力的な人を想う気持ちには、いろいろな形があります。 「崇拝」「傾倒」「尊敬」「敬慕」「羨望」・・・ しかしながら、「憧れる」という言葉の、優しさと無邪気さに、私たちは親しみを感じます。 子供の頃に憧れたものを、大人になっても大切にしている人は、素敵な人だと思います。 そして、子供の頃に、一生大切にしてゆけるものに出会えることは、とても幸せなことだと思います。 世界の国々には、素晴らしい絵本が沢山あります。 絵本には、数えきれないほどの感動との出会いがあります。 しかし、世界中の絵本に子供たちが出会える機会はとても少なく、大人でも大変に困難なことです。 私たち憧憬社は世界中の国々から素晴らしい絵本を集めています。 絵本をとおして一人でも多くの人達に感動との出会いを提供してまいりたいと思います。